旧東京日仏学院
2018年09月14日
アンスティチュ・フランセ東京(旧東京日仏学院)で、
展覧会「建築家・坂倉準三 パリ-東京 : 生き続ける建築」を観てきました。
展覧会はそれほど大規模なものではありませんでしたが、
旧東京日仏学院の建築を久しぶりにゆっくりと観ることが出来て本当によかった。
傾斜地に浮かぶ3枚の平らな床を、青く塗られたキノコ状の柱が直接支えることで、
外周(特に南面)には梁もなく、床から天井まで全面ガラス張りの、明るく開放的なつくりを実現しています。
そうした明快な構成を持つ正面とは異なり、裏側には不思議な曲線の塔が建っています。
塔の内部には、上下階をつなぐ二重螺旋の階段がおさめられていて、上からはトップライトの明るい光が降り注ぎます。
戦後すぐの1951年に出来たのだそうですが、今見てもなお、美しくて、おしゃれな建築でした。