パビリオン・トウキョウ2021
2021年09月06日
出かけたついでに、「パビリオン・トウキョウ2021」のパビリオンをいくつか観てきました。
「パビリオン・トウキョウ2021」は、
「新国立競技場を中心とする複数の場所に、建物やオブジェを設置し、自由で新しい都市のランドスケープを提案する世界初の試み」なのだそうです。
8人のクリエイターによるパビリオンのうち、5人のものを観ることが出来ました。
全てを観ることが出来ていないので、なんなのですが、写真の「木陰雲」というパビリオンが、ダントツで一番良いと思いました。
昭和2年に建てられたという古い邸宅の庭全体に、新たに「日除け」を設けるという計画です。
古い邸宅や庭に馴染むように「焼き杉」を用いたという「日除け」には、たくさんの穴が開けられていて、そこから柔らかな光が落ちてくるようになっています。
そしてまた、都心に建つこの邸宅の周囲は高層ビルで取り囲まれているのですが、この「日除け」がそれらをいい感じで見えなくしてくれてもいて、もともとこんな風景だったのではと思わせるような不思議な雰囲気がありました。